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2006年 11月 18日
アルバム「ホリディ」時のライブツアー映像なのだけれど、「これは本当にライブビデオなのか?」と思ってしまう。全14曲、それぞれ一曲ごと独立してビデオクリップとして観ることができるほどのクオリティがある。ライブステージ自体が流石組のダンスを交えた、かなり凝った造りになっているのに加えて、曲ごとに多彩なビデオ演出が加えてある。ここまでするか、という感じ。実は帯に「LIVEを超えた映像がここにある!」と書かれているのだが、これが全く誇張ではないのだ。
もうオープニングのタイトルの時点でかなりドキドキしてしまう。アルバム「ホリディ」と同じく「夏服とスケート」からなのだけど、「Paradise Tour」のタイトルバックまでアルバムのオープニングと同じなのだ。「夏服とスケート」と2曲目の「Friends or Lovers」では立体的に作られたステージ全体を使っての流石組のパフォーマンスが観られる。オープニングにふさわしい明るくて派手なステージ。 次の「朝〜from day to day」ではステージ各所を切り取った画面をずっと横にスクロールさせ続け、「ダブル・ダブル」は全編鏡像を使った効果がかかる。ラスト近く、鏡の中からLIVE PSY・Sのメンバーが次々と現れるような効果がすばらしい。 「景色」になると、不思議なアニメーションの中の不安定な窓の中で歌っているよな絵になる。「最後の楽園」は南流石のダンスとチャカのヴォーカルが常に二重写しになって、官能的な雰囲気になる。 次は「青空は天気雨」。上の四曲に比べると一瞬普通のライブ映像にも見えるのだけど、でもこれ、いったいいくつカメラ使ってるんだ! そしてライブの定番曲「Woman・S」が流れる中、ライブ会場とフラッシュバックするように楽屋やセッティングやリハーサルの光景が流れる。 ここでInterludeとなり、画面に広がる星の海の中から小惑星が浮かび上がってくる。そして「Moonshine」へと続くのだが、そのまま星は消えずに残っているのだ。チャカは座って歌っているのに、まるで星空を渡っているように見える。 続いて可愛らしい曲「宝石の島」。この曲の途中のレイナちゃん登場で客席が思いっきり沸くのだけど、知らないとわかんないよねぇ(^^; そして名曲「CHILD」。この曲のライブ映像は他にもあるけれど、これが一番凄いと思った(ちょっとずるいけどね(笑))。ここだけモノクロに変わる画面は、次の「オーロラの不思議な街」で画面を包み込む光のシャワーの演出との見事な対比になっている。 Interlude以降は少人数での落ち着いた構成がメインだったが、フィナーレの「ひみつ〜perspective lovers」は華やかに、すべてのメンバーが揃ってのステージが楽しい。しかし、ここで終わりじゃないんだ。幕が閉じて、エンディングが流れきった後に、アンコールの拍手に乗せて「薔薇とノンフィクション」が始まる! 一年ぶりに観たけれど、「ちょっとこれ、懲りすぎじゃねえの」と言いたくなるくらいである。非常に残念なことに、これも未だにDVD化されず、現在入手困難とのこと。ああ、なんてもったいないんだろう。
by uchya_x
| 2006-11-18 18:02
| PSY・S
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