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2007年 04月 21日
ドラマ版の冒頭で魔教の人間に襲われているところを令狐冲に助けられた老人。また聖姑さまと令狐冲を引き合わせた張本人である。だが実は、原作のほうでは、このシーン自体が存在していない。令狐冲や聖姑さまを早めに登場させるための改変だと思われる。とはいえ「笑傲江湖」という物語のテーマを表わす重要人物であることに間違いない。
魔教の長老でありながら、正派の劉正風と友情を結び、二人で「笑傲江湖」という曲を完成させるが、そのために命を落とすことになる。「魔教の長老」なんて恐ろしげな呼び名からは想像できないほど、陽気で穏やかな感じの人物である。また、相手の肩書きや所属に囚われず接することができるのは、劉正風という友人を持っているからなのだろう。そのことは「魔教の者とは不倶戴天の敵である」と教えられていたであろう令狐冲が、自分の考えを改めるきっかけとなったのではないだろうか。のちの令狐冲の他人への接し方は彼の影響を受けているようにも感じられる。 だが、長老の名にふさわしく、松葉を手裏剣のように飛ばす技を使うかなりの実力者だ。特に劉正風を救うためにさっそうと現われた時のかっこ良さと来たら! それまでがかなり陰惨な場面だっただけに、カタルシスも大きい。 その劉正風とは音楽を通じて互いを認めあう知音となった。彼らの友情の前には百年にわたる魔教と正派の対立などもささいなことでしかないのだろう。この二人の関係は見ていて本当に気持ちがいい。音楽がとりもつ友情なんて私好みである。曲先輩の存在は、”自由”という言葉の意味を考えさせてくれる。 笑傲江湖には彼に限らず、パワフルでかっこいい”スーパーお爺ちゃん”が多数登場するので、爺い好きには(にも?)たまらない物語だと思う。
by uchya_x
| 2007-04-21 09:01
| 武侠もの
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