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2007年 01月 30日
原題「CEREMONIES OF LIGHT AND DARK」
ようやく地球軍を撃退したシェリダンたちだったが、バビロン5にはいまだにナナイト・ウォッチの残党がいた。彼らはバビロン5を支援しているミンバリの影響を排除するために、デレンをターゲットにしようとしていた。 そのデレンは、地球から離れることで動揺する人々のためにミンバリの「再生の儀式」を執り行おうと準備を始める。だが、バビロン5スタッフやジ・カー、ロンドたちを儀式に誘うものの、なかなか色よい返事を貰えない。そんなとき、バビロン5を見学に訪れたミンバリ艦隊司令をマーカスと共に迎えに出たデレンだったが、ナイト・ウォッチ残党に艦隊司令と共に誘拐されてしまう。 彼らはシェリダンに対し、6時間以内にミンバリ艦隊を追い出すように要求する。警備班にもまだ残党がいることを仄めかされたため、思うように動けないシェリダンたちだったが、責任を感じたマーカスの働きで居場所を突き止めることに成功し、犯人たちを追いつめた。しかし、デレンはシェリダンをかばって傷を負ってしまう。 事件解決後、シェリダンたちはデレンの病室に再生の儀式を行うためにやってきた。儀式を終えて帰ろうとするシェリダンたちに、レニアーが「自室にデレンからの贈り物がとどいているはずだ」と伝える。彼らに渡されたのは地球軍のものではない新しい制服だった。 バビロン5は全110話なので、この話でちょうど折り返しになる。それにふさわしく、物語もここで大きな転機を迎えることになっている。おそらく意識してのことだろう。最初からかなり緻密なシリーズ構成が行われていたんだろうね。 転機の一つはもちろん、バビロン5が完全に地球から独立してしまうということだ。前話でも独立宣言はしていたが、まだどちらに転ぶか判らないところがあったし、なにより制服が変わったのが象徴的である。そう言えば、デレンの説明では「再生の儀式」は「古い自分を捨て、新しい自分に生まれ変わる」という意味があるということだった。 もう一つの転機は、シェリダンがついにデレンに対する思いを打ち明けたことだ。今までも言葉や態度にしょっちゅう出ていたので、見え見えではあったのだけど、はっきり口にしたのは初めてである。そして、やはりデレンへの思いを口にしたレニアー。しかし、彼は直截デレンに対してではなく、マーカスに対して秘密を打ち明けるという形での告白だった。この違いが後々二人の運命の差になっていくのだろうか?
by uchya_x
| 2007-01-30 22:09
| バビロン5
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