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2007年 04月 18日
すっかりこの物語が気に入ってしまったので、なんかエントリーを書きたい! 各話レビューというのも考えたけれど、この物語の魅力はやっぱり多彩で魅力的なキャラクター達だろうということで、彼らについて少し書いてみようと思う。始めは主人公の令狐冲兄貴のことから。多少のネタバレも含むので、一応隠しておきます。
大酒飲みのお調子者で、口が減らないうえに無鉄砲。しかし、情義に厚く、自分に対して友誼を示してくれた相手や、恩を受けた相手に対しては誠心誠意むくいようとする。また度量が広く、敵対している魔教の人間やならず者でもわけ隔てなく接しようとする。そのためか立場を超えていろんな人から惚れられる。例えば、ならず者(田伯光)から美少女(儀琳)を救ってあげたところ、美少女のほうに惚れられるのは良くある話なのだが、なぜだかならず者のほうにも好意を持たれてしまう。もっともそのおかげで誤解を受けることも多いわけだが。 華山派の一番弟子であるが、始めのうちは結構弱く、満身創痍で死にかけたりする。その後も不運続きで、思いを寄せていた小姉妹は新しく入門した弟弟子のほうに心変わりしてしまうは、師匠の丘不羣には散々疑われたうえ、結局は破門させられてしまうわ、その師匠を助けるために怪我を負い、それをいろいろと怪しい治療を受け続けたあげく、余命いくばくもないと宣告されたり。とにかく、前半はロクな目に遭わない。 その師匠の丘不羣と寧中則夫妻のことは実の両親のように慕っているし、二人の娘の小師妹こと岳霊珊のことは一途に恋い焦がれていたのだけど、それがことごとく裏目に出てしまう。このあたりは見ていてもかなりつらい。その一方で、本来敵であるはずの魔教の聖姑さまや向問天に好意を持たれることで運が上向いてくるのだから、縁というのは不思議なものである。 そして最終的には、華山派の「独狐九剣」、魔教の「吸星大法」、少林派の「易筋経」とそれぞれ流派の異なる三つもの奥義を会得することになる。素質があったこともあるのだろうが、令狐冲の性格による部分も大きい。なんというか”教わり上手”なのだ。お調子者ではあるけれど、師と認めた人に対してはきちんと礼を尽くすので、いろいろ教えたくなってしまうのだろう。 小師妹には振られてしまったけれど、聖姑さまとは本当にお似合いのカップルで、見ていてうらやましい。お互いに、対等の相手として尊重しあっているのだよね。 門派とか敵味方とかいう枠組みに囚われることなく人と付き合える彼は、まさしく好漢。人間的な弱さもたっぷり持っていて、完璧超人ではないところがまたいいのである。
by uchya_x
| 2007-04-18 08:13
| 武侠もの
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